「恋人がほしい」

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家に帰ると、だれもないリビングに今日の荷物を放り出し、冷えた部屋(夏だったら蒸し暑い部屋)にエアコンの風を送りながら漏れ出るつぶやき。
寂しいのかもしれないけれど、今の生活のリズムとペースがしっかり身につき、十分に居心地がよく、変化をするのも億劫な毎日。


前に恋人がいたのは、いつのことだったかしら?
思い出すのも難しくなってきた今日この頃。
恋を何年、休んでますか?

TVをつければ、あの人もこの人も独身。自分にもまだ〇年ある・・・ と希望を持ちながら、ある日のニュースで電撃結婚が報道されると、ブルータス、お前もか! と焦る日々。

 


そんな日々を、変えようとする気持ちはありますか?
ドラマで見るような恋愛は、ドラマだからこそ成立するもの。実際には、恋も結婚も、メリットと同時にリスクがあります。
そのリスクを背負ってまで、恋愛をするだけの、気持ちはありますか?
の調査によると、今恋人がいない男性の占めるは、約70%、女性は約60%だそうです。

今や、「恋人がいないのがフツー」
無理をして恋愛をしようとしなくても、周囲はみーんなフリーダム。
それが普通なら、あなたがあえて、普通でなくなろうとする理由は何ですか?
その辺のことを自分なりに、それなりに整理してから、恋活、婚活をしたほうがいいのではないか?
そう思いませんか?
では、あなたが恋をしたい、結婚したい理由は何なのでしょう?

 

■恋は自分からするもの

恋人がいるか、いないか。できるか、できないか。
その理由の90%は、恋人を作ろうとし、行動したかどうか。
それも、思春期の中学生も真っ青の、あけすけで、ストレートな行動をとったかどうかです。
これはほぼ間違いなく、男性でも、女性でも、一部の「選ばれた人」は別として、待っていても春はやってきません。
電車で酔漢に絡まれた美人を助けたら、エルメスのハンカチーフを落としていって、ドラマが始まる。
そんなことは、今も昔も日常には(ほとんど)ないのです。
皆さんの中学校時代を思い出してください。
男子でも、女子でも、彼氏、彼女がいる人は、どんな人でしたか?
常に顔がよく、おしゃれで、クラスでも行けてるヤツらだけが、彼氏、彼女がいたでしょうか?
そうではなかったはずです。
「え? お前彼女いたの!?」
「あんたに〇〇君が!?」
そんな驚きを感じたことがない人は、ほとんどいないはず。
そう、恋愛はステータスの勝負ではないのです。
違いは、恋愛の空気を醸し出し、そして恋愛の行動をとったかどうか。
恋人がいない歴がそろそろオリンピック級になってきた(かもしれない)あなたが、それでも恋人を作りたいのなら、空気を醸し出し、行動をとることが必要なのです。

 

■念ずれどもかなわず、口に出すのが大切

フルマラソンのスタートラインに立つのに、必要なことは何だと思いますか?
トレーニング? それとも、シューズやウェアなどの道具?
ちがいます。フルマラソンのスタートラインに立つのに必要なことは、スタートラインに立つことです。
これは、決して馬鹿にしているわけではありません、
昔、「はだしのランナー」と言われたマラソン選手がいました(アベベがわかる人の割合は日々減っているのでしょうか・・・)。
靴がなくても、マラソンはできます。
でも、スタートラインに立たなければ、決してマラソンは始まらない。
恋愛も同じです。
愛されコーデも、細マッチョになるための筋トレも、それをしたから恋愛ができるわけではないのです。
シューズやウェアだけ買いそろえて走らない人が、いつまでたってもゴールにたどり着けないのと同じことです。
大切なことは、道具がいまいちでも、まだトレーニングができていなくても、とにかく走ること。
そして、走る中で気が付いたことをひとつひとつ、修正していくことなのです。
ファッション誌や、ネットや、テレビの、「こうすれば勝ち組」情報は、走っているからこそ役立つもの。
さあ、道具ばかりをチマチマ集めて「恋愛ステータスオタク」になっている日々を超え、あなたもラブ・ランナーになりましょう!”

 


■恋のスタートラインに立つには?

ドラマや漫画を、見たり読んだり、または、友人知人から、彼女や彼氏ができた。そんな話を聞いたりすると、今度は自分の番だ!
そう思うこともあります。でも、思うだけでは、恋のスタートラインに立つことはできません。それは、スタートラインに立とうと思っている状態です。
マラソンをイメージするとわかりやすいでしょうが、ただスタートラインに立とうと思っただけでは、立つことはできても、完走することはできません。
そこまでの準備が必要であり、準備ができていないと、途中で脱落することになります。
恋も、同じ。
マラソンのように体を鍛える必要はあまりないでしょうが、自分の性格や生活を振り返り、果たして、本当に恋を始めることができるのか?
その準備をしておくことが大切です。
では、どうすればスタートラインに立つことができるのでしょう?
まず、恋をする理由を考えてみましょう。
「恋をする理由? そんなのは、理屈じゃないんだ!」
もちろん、その通りです。でも、ただLINEなどでやり取りができればいいのか、会いたいのか、デートや、それ以上を期待するのか、結婚したいのかでは、アプローチが全く変わってきますよね。
「白馬の王子様や、眠りに落ちたお姫様がいて…」や、「エルメスのハンカチを落としたのを拾って…」も、なくはないのですが可能性は非常に低いです。
実際には、様々な意味で計画的に考える必要があるのです。
この辺りで「なんかめんどくさそう…」と思ったあなた! 正解です。恋は、徹頭徹尾面倒くさいのです。90%の面倒くささの上に、10%のときめきや幸せがあるのです。
まず、その現実を受け止めない限り、恋は始まりませんし、始まっても続きません。
ですので、まずは自分の性格と生活の棚卸をし、自分が何を求めているのか? そして、求めるものは、本当に恋でないと充足しないのかを考えてみましょう。
そして、「もう恋しかない!」と思えたとき、ようやく恋のスタートラインに立てるのです。”

 

 


■椅子取りゲームの椅子は一つとは限らない

子どものころ、場合によっては、大人になってからでも、椅子取りゲームをしたことはありますか?
椅子取りゲームは、だんだん少なくなっていく椅子に誰が座るか? というゲームで、恋愛もそれに例えられることが多いです。
ですが、椅子取りゲームとは違って、恋愛の椅子は減っていきません。
確かに、職場やクラスなど、同じ環境の中で付き合っている人たちが増えていくと、このままでは自分はどうなるんだろう? と焦ることもあるでしょうが、それであきらめてしまったり、焦りすぎてしまったりすることの方が恋を難しくしてしまいます。
椅子がなくなっていく… と感じたら、自分でそれを増やしに行く。それが大切なのです。
しかし、仕事や生活が忙しいと、新しい出会いを探すのもなかなか大変…
そんな方も多いのではないでしょうか。実際、時間が不規則な仕事や、他の人と休みが合いにくい仕事についていて、しかもそれがハードで疲れていると、なかなか新しい出会いを見つけよう! という気持ちにはなりにくいですよね。
そんな時には、まずは、自分が椅子取りゲームをしていると周囲にさりげなくアピールしましょう。
なかなか恋愛まで発展しない、出会いがない、と思っている人の中には、実は周囲も、「あの人はそういうのには興味がなさそう」「ハードルが高そう」と思っていることがあります。
まずは、その周囲の思い込みを外していくことで、椅子が増えていく可能性があります。とはいえ、欲求不満や、自己アピール過剰ととらえられてしまったらそれはそれでつまらないですよね。
ですので、大まかすぎる話と、細かすぎる話を避け、周囲の人が「あるある」とうなずける話をしていくこと。
と、同時に、人との接し方を変え、できるだけ多くの人と仲良くしていくこと。地味ですが、これが大切です。
口では、「そんなに理想とかないから」と言いながら、職場では美男美女としか話さない、では説得力がないですからね。

 


■あなたがほしいのは?

そして、恋を始めるために最も重要なことです…!
あなたが、恋を始めることで手に入れたいものは何ですか?
彼氏? 彼女? 幸せ? 笑顔?
正解はないですし、すべてが正解ですので、まずは可能な限りたくさん、自分がほしいものを挙げてみましょう。
もちろん、上に挙げたような感じではなく、具体的な場面であったり、もっと物質的なものでも構いません。自分に正直になることが大切です。
その上で、それらを手に入れるために、「恋」が最も適切な手段なのかを確認していきましょう。
結果的に、答えが「恋」でないとしても、それはそれでよいのです。悲しいのは、本来「恋」で求めるべきでないことを求めてしまった時で、それは恋愛だけでなく、人間関係全般に言えることです。
可愛さ余って憎さ百倍、といいますが、大きすぎる期待は、同じように大きな失望に変わります。期待をすること自体はとてもいいことなのですが、期待しすぎることは避けなければいけません。
同時に、失うものもリストアップしていきましょう。
お金、1人の時間、精神的な余裕…
あなたが失うものは何なのでしょう?
そして、それらを失ってまで、「恋」は手に入れるべきものなのでしょうか。
これは決してネガティブではありません。
一人で考えているときにはいいのですが、実際に恋愛を始めたら、あなただけではなく、あなたの恋愛の相手にも影響が及びます。
そこで、自分の利益のためだけに、また、何の代償もなく相手と付き合おうとしたら、どうなるでしょう?
逆に立場に立ったとして、あなたの相手がそのようにあなたと付き合おうと思っていたとしたら、あなたはどう思いますか?
そんなことはないでしょう…
そう、そこまで極端なことは多くはないです。ですが、程度のちがいこそあれ、得るものと失うもの、それが不明確であるために、悲しい思いをしている人はたくさんいます。
悲しい思いを全くしないことはないですし、臆病になりすぎてもいけませんが、まずしっかりと、考えておくようにしましょう。

 

■面倒くさいからこそ、恋は素晴らしい?

さて、ここまでお読みいただいた方は、「なんて面倒くさいんだろう!」と思ったと思います。そして、「こんなに面倒くさいなら、別にいいや」と思ったかもしれません。
そして、それこそが恋の本質です。
どちらかが一方的に得をするような関係性でない限り、恋はお互いにとって割に合わない、面倒くさいものです。
恋を始めるだけでこんなに面倒くさいのですから、始めた後は、継続的に、かつ、より大きな面倒くささが襲ってきます。
それを、「愛情」というたった一つのよすがにすがって乗り越えていくのが恋でもあります。
ときめきや、浮き立つ気持ちの代償として、非常に多くのコストを支払う。そのことを認識していなければ、大きな後悔につながるかもしれません。
ですが、この面倒くささこそが、恋の醍醐味でもあります。
恋をしているときに味わうことができる心理的な状態は、恋をしているとき以外では決して味わえないものです。
高い代償も、人生で代えがたい、その感覚を味わうためのものです。
逆に、面倒くささが全くないとすれば、それはそもそも恋ではないでしょうし、どんなに頑張って「恋」だと思い込んでも、楽しいものではないでしょう。
わざわざやるからこそ、手間をかけるからこそ、面倒くさいからこそ生まれるものがあります。
近年では、「恋は面倒くさいから…」という理由で、恋から遠ざかってしまう人もいると聞きます。
その考えは、一面では真実をとらえており、一面では大きな損をしています。
例えるなら、「怖いからジェットコースターに乗らない」と同じようなものでしょうか…
一見、マイナスに思えることでも、それこそが大きな喜びや楽しさであること。恋はその代表格でしょう。
そして、その喜びの大きさにおいて、恋はジェットコースターよりもはるかに大きいものです。
ロマンスは、ジェットコースターよりも刺激的なのです。
さて、ここまでで、恋を始めたくなくなるようなお話をたくさん書いてきました。あなたはどうしますか? 恋を始めますか? それとも、今度に取っておきますか?